うつと大学院生の日々のこと

大学院生です。最近うつになったみたい。整理と備忘録として書いてます。

夕はわきてながめさせたまへ

今日は病院に行った。



診察は2回目だったからか、前回よりもかなり短く、5分くらいで終わり、少し唖然とした。


伝えたいことも十分に伝えられず、用意していったメモもちらりと見られただけ

先生になんて伝えたらいいかわからない、と言ったら、病院でうつと言われました、でいいんじゃない、と

なんだか投げやりじゃないかなんて思った。



苦しい思いを沢山して、自分の中では色んな葛藤や不安もあったりしたのに、ちゃんと聞いてもらえてる感じがしないなとか、そもそも本当に今の状態はうつなのか、とか

診察直後はもやもやしたけれど、ネットで調べたら再診なんてそんなものらしい。そんなものなのかな。



学校の臨床心理士の先生にしてもらったカウンセリングがとても丁寧だったから、尚更そう感じたのかもしれない。



病院は薬をもらいにいくところで、色々聞いてもらったり相談するのは学校、と割り切った方がいいのかもしれない。



よく考えたら調子を崩してから、まだ一か月と少ししかたってない。まだ色々と決めつけるのは早い時期ということなのかもしれない。



病院から帰る途中、先生からきたメールに返信をしようと思って、喫茶店に入った。



なんて書いたらいいかわからなくて、打っては消しを繰り返しているうちに、不安やら情けなさで涙が止まらなくなってしまった。



家の外では泣きたくない、という思いがあるのに、ぼろぼろになってしまい、ますます研究室に行く気持ちが萎んでしまった。

こんな調子では、先生の前や研究室でも泣いてしまう。どうしよう。



でも、今週中にはいかないといけない。

とか考えていると、呼吸がうまくできなくなって、胸が苦しくなってくる。



でも、今日という日は無駄ではなかった。収穫はあった。

添削のバイトで、患者の気持ちがわかる医療者云々の話がよく出るけれど、今まで病院にかかることなんてほとんどなかったから、患者の持つ不安とか医療者の対応とかの問題が身近なものとして感じられていなかった。

ああ、こういうことか、と少し身近に感じられるようになった。



こういう小さな経験の積み重ねが、自分を作っていくはず。頑張った経験も、頑張れなかった経験も全部無駄ではないと思いたい。少しずつ前向きになれたらいいな。